こんにちは 無色の畑です。
今回は 「アクリル曲げヒーター」の作り方です。
アクリル曲げヒーターは市販されていますが自分で作ると安く作れます。
今回この記事では アクリル曲げヒーター の作り方が分かるように
・ アクリル曲げヒーター 作りで必要な物
・ アクリル曲げヒーター の作り方
の順で解説していきます。
Youtube動画でも製作の様子をお伝えしていますので合わせて視ると理解が深まるかと思います。
目次
アクリル曲げヒーター製作で必要な物
まず はじめに必要な物を紹介します。
今回紹介する材料はホームセンターで購入できます。
ホームセンターに無い材料はAmazonやモノタロウなどの通販サイトで買ってください。
それでは1つづつ必要な物を紹介していきます。
▼アクリル板
ホームセンターや文具店などで買えます。
色や厚みが分かる人は通販サイトで買ったほうが安いです。
今回使用したアクリル板
・黒/厚み2㎜
・透明/厚み2㎜
▼ニクロム線
100v-300w
ホームセンターで売られている100円の物でOKです。
▼ 耐熱ガラスチューブ
内径8㎜
品揃えの良いホームセンターであれば入手可能です。
ホームセンターに無い場合はモノタロウなどで購入できます。
▼ステンレスパイプ
ステンレス パイプはホームセンターで買えます。
外径12.7mm・長さ910mm
▼ ステンレスのブラケット
ステンレスパイプ を土台の板に固定するための金具です。
パイプ置き場の近くにあるかも。
13㎜
▼土台の板
パイプを固定する土台の板で材質とかは何でもOKです。
キレイに見せたい場合はホワイトウッドみたいな板を使うと見た目が良くなります。
今回使用したもの
材質はホワイトウッド
▼ 調光器(スピードコントローラー)
ライトの明るさの調整や電動工具などのモーターのスピード調整ができる機器です
アクリル曲げヒーターに調光器を取り付けると温度調整ができます。
調光器は無くてもアクリル曲げヒーターは作ることが可能です。
▼ 配線用の電線
125v-1200w
家庭用電源AC100vの電気を流しても大丈夫な電線を使ってください。
▼ ネジ・金具類
ニクロム線と電線を結び付ける釘または長いビスと電線を固定する金具が必要です。
今回使用した金具
・木ねじ(釘)6.5mm
・ステンレスなべタッピング4×10/+2番
・F用鉄両サドル1.6×2c+2.0×2c用
▼ アクリルカッター
アクリル板をカット(切断)する為に必要な道具です。
ホームセンターなどで買うことができます。
https://amzn.to/2V0HfjK
▼工具
今回使用した工具は次の通りです。
・ドリル(小)穴開け用
・プラスドライバー
・サシガネ
・半田こて
・半田
以上がアクリル曲げヒーターを作成するにあたり必要な材料となります。
アクリル曲げヒーターの作り方
次にアクリル曲げヒーターの作り方を解説します。
今回つくるアクリル曲げヒーターのパイプの長さは約60cmです。
中型のアクリル板の加工が可能となり製作の幅が広がります。
60cm以上のパイプになると熱の伝わりが悪くなりアクリル板を曲げることが難しくなります。
それでは作り方を解説していきます。
①ニクロム線を伸ばします
ニクロム線を 伸ばし過ぎると元に戻らなくなるのでパイプの長さ分だけ伸ばします。
均等に伸ばしていかないと熱のムラが発生する場合もあるので注意が必要です。
②耐熱ガラスチューブの中にニクロム線を通します
③ステンレスパイプに中に耐熱ガラスチューブを通します
④ ステンレスパイプ に「ステンレスブラケット」を取り付けます
⑤土台の板にブラケットをネジで固定します
⑥ニクロム線と電線を繋ぐためのネジを取り付けます
⑦ニクロム線と電線を繋ぎます
⑧電線が弛んでパイプに当たらないようにするため金具で固定してください。
⑨調光器の配線を行います
調光器の取り付けや配線はYoutube動画をご覧ください。
⑩電線とニクロム線を半田付けします
以上がアクリル曲げヒーターの作り方でした。
動作確認を行って問題無ければアクリル曲げヒーターの完成です。
その他メモ
・火傷には注意してください。加熱したパイプは130℃以上あります。
・温度が上昇するまで5分くらいかかります。
・調光器を使用の場合は最初のジリジリ音がするくらいまでダイヤルを回すと130℃くらいになります。
・パイプとブラケットに緩みがある場合は隙間に針金などでクサビを打ち込んでください。
・調光器がなくても製作可能です。 調光器で温度を下げると薄いプラスチック板を曲げることができます。
・曲線や穴開けは半田こての先に取り付けるホットナイフがあると便利です。
以上、アクリル曲げヒーターの作り方【温度調整機能付き】でした。