こんにちは無色の畑です。
今回の記事は次の人向け。
・トマトやミニトマトを種から作りたい
・苗つくりのコツとかを教えてほしい
・野菜の種まきは初めてという初心者の人
この記事では
初心者の人でもわかるように、
・種まきから植え付け前までの苗つくりを解説します
・必要な道具やあったら便利な道具を紹介します
・水やりや追肥のやり方も合わせて解説します
記事で使った画像はYoutube動画のものです。
こちらの動画も合わせて視ると理解が深まると思います。
・動画①種まき https://youtu.be/Cc7TG27OGnE
・ 動画 ②苗つくりA https://youtu.be/cq0YEXarh5s
・ 動画 ③苗つくりB https://youtu.be/cq0YEXarh5s
・ 動画 ④苗つくりC https://youtu.be/wELSePoyv9w
それでは進めて参ります。
★自己紹介
・ミニトマト栽培農家です
・水耕栽培のミニトマト栽培もやっています
・ Youtubeでトマトなどの苗つくり動画も投稿中
(チャンネル登録2100人/2020年3月)
目次
初心者でも分かる種まき
この章ではトマト・ミニトマト栽培の種まきのやり方を
初心者の方でも分かるように解説します。
①種まきの準備
②種まきのやり方
③種まきで使う便利な道具
①種まきの準備
種まきの準備について解説します。
▼必要な物を準備
種まきを行う上で最低限の必要なものは次の3つです。
お近くのホームセンターなどで購入することができます。
・種
・種まき培土
・ポリポット
■種
種はホームセンターなどで売られているトマトまたはミニトマトの種を使います。
ホームセンターにはお住いの地方で栽培できる種が置かれていると思うので苗つくりに失敗することも少ないと思います。
とくに初心者の方におすすめな品種は次の通りです。
・トマトは「桃太郎」がおすすめ
○○桃太郎と言う感じでメーカーによって名前が違いますが同じ桃太郎です。
・ミニトマトは「 千果 ・サンチェリーピュア」がおすすめ
スーパーなどで見かけるミニトマトはこの2つが多いです。
サンチェリーピュアは皮が厚いので割れにくい品種です。
■種まき培土
ホームセンターで販売している「種まき培土」であれば問題ありません。
苗つくりに必要な栄養成分が配合されているので
基本的に水やりだけで苗を育てることができます。
購入する際に注意する点として「野菜栽培の土」と買い間違わないようにしてください。
この野菜栽培の土は苗つくり用の土ではありません。
プランターで使う土です。
■ポリポット
ポリポットは種まき培土を入れる容器です。
このポリポットを使って植え付けする時期まで苗を育てることになります。
トマトやミニトマトで使うポリポットは12cmと9cmの2つのサイズを使います。
12cmと9cm の違いは次の通りです。
・12cm →花が咲いてから植える →植え付け後の成長はゆっくり
・9cm →花が咲く前に植える →植え付け後の成長が早い
12cmタイプ
トマトの苗に花が咲いてから植え付けする場合は12cmのポリポットを使います。
栽培期間が長くなると根のはるスペースが必要なので土の容量が大きいポリポットが必要となるからです。
植え付け後の成長が穏やかなので初心者の方にはおすすめです。
9cmタイプ
トマトの花が咲く前に植え付けする場合は小さめの9cmポットを使います。
苗つくりの期間が12cmと比べ短く根の張りも少ないので小さめのポットで育てることができるからです。
植え付け後の成長が早いので畑の肥料成分が多いとすぐに肥料過多の症状がでます。
9cmポットは苗つくりの期間を短くしたいとか栽培に慣れた人向けとなります。
▼ 種まき前に準備しておくと良いこと
種まき前に準備しておけば良いことを紹介します。
種まき培土は乾燥しているので
使う前に水を含ませて湿らせる必要があります。
種まきする日まで日数がある場合は前もって
ポリポットに培土を入れ水をかけておけば
種まきする日の手間が省けるのでおすすめです。
②種まきのやり方
必要な物が準備できたら種まきを行います。
夏場にトマトを収穫する場合の種まきは3月~4月です。
種まきのやり方を 次の4つの流れで解説していきます。
・穴あけ
・種を蒔く
・覆土
・水やり
■穴開け
ポリポットに種まき培土を入れたら中央に深さ1cmくらいの穴をあけます。
この穴は深く開けすぎないようにしてください。
種によっては発芽しない物もあります。
確実に発芽させたい場合は3か所に穴を開けて
1つのポリポットに3つの種を蒔く方法が有効です。
苗の成長に応じて
3→2→1本と言った感じで間引いていき
最終的に1本の良い苗をつくることができます。
■ 種まき
トマト・ミニトマトの種1粒を植穴に植えます。
植える際に種を強く押し込んだりしないようにしてください。
■ 覆土する
種を植え穴に入れたら土を被せます。
トマトの種は嫌光性なので
土を被せて遮光してあげないと発芽しません。
注意点として
発芽には遮光が必要な遮光は種に土を被せるだけで十分です。
勘違いで土全体を遮光しすぎないように注意してください。
これをやると発芽した苗が徒長します。
■ 水やり
種まき後は土に水をかけます。
種が発芽するまで水やりは土が乾燥しない限り不要です。
あと苗つくりで使う水は次の水を使ってください。
・水道水
・井戸水
・雨水
・川の水
ミネラルウォーターはPHが高い物もあるので使用する際は注意してください。
※水道水はPH7くらい
③種まきで使う便利な道具
■ 地温計
ポット内の土の温度を計るための道具です。
土の温度の変化が目で見て分かります。
■発芽加温器
3月に種まきする場合この発芽加温器が必要です。
加温と同時に湿度も保てるので発芽率も良くなります。
初心者でも分かる苗つくり
種まき後から植え付けまでの苗つくりの手順を解説します。
① 種まき~発芽するまでの苗の管理
この期間の管理は特になく発芽するのを待つだけです。
トマト・ミニトマトの種は
発芽適温が15℃以上なので気温が低い日が続くと
発芽するまで2週間かかることもあります。
・環境
直射日光が当たらない日陰で管理してください。
・水やり
土の表面が乾燥したら軽く水を与えてください。
・追肥
この時期の追肥は必要ありません。
②発芽~苗つくり20日まで の苗の管理
発芽後は苗に風が当てないようにしてください。
空気が乾燥した日に直射日光に当てると葉が焼ける場合があります。
フードカバーをかけるなどして湿度を高めておけば
直射日光を当てても葉が焼けることはありません。
▼管理
少しづつ朝の太陽光に当てるようにしていきます。
・発芽後 →朝日のみ
・15日目 → 朝から12時くらいまで
・20日目 → 朝から15時くらいまで
夕日は成長に悪影響を及ぼすことがあります。
▼水やり
土の表面が乾燥したら軽く水を撒いてください。
▼追肥
追肥は必要ありません。
③20日目~30日目まで の苗の管理
苗が大きくなり水をたくさん吸収するようになります。
日当たりの良い場所に置いて徒長しないようにさせるのがポイントです。
間引きはこの時期に行って苗を1本にしていきます。
▼水やり
2日に1回の水やりが必要となってきます。
▼追肥
苗の葉色が薄くなったり徒長したりする場合は
化成肥料8-8-8など の肥料を1~2gの追肥を与えます。
④30日目~植え付け前まで の苗の管理
苗つくり30日を超えると苗が日に日に大きくなります。
苗トレーも大きめの物に変えないとポリポットに置けなくなります。
▼水やり
苗つくり30日以降は苗の成長が早くなるので水やりは毎日必要です。
9cmポリポットは根の量が限界にくるので水やりを怠ると萎れることもあります。
▼追肥 30日目以降
9cmポリポットの苗は
畑やプランターに植え付けしてください。
12cmポリポットの場合は
まだ根が伸びるスペースがあるので化成肥料を2gくらい与えると良いです。
植え付け
12cmポリポットの苗の一番花が咲いたら畑やプランターに植えてください。
プランターの場合は水切れに注意して育てていきます。
家庭菜園などの畑に植える場合は
3段目(房)の実がピンポン玉になるまでは追肥と水はあげないようにするのがポイントです。
水をあげないことで根が水を求めて長く伸びるので栽培後半の生育が良くなります。
以上、【トマト栽培】初心者でも分かる種まきのコツ【ミニトマト栽培】でした。