ミニトマト栽培 PR

ミニトマトの収穫の時間短縮と市場への出荷方法と売上【1年目は儲かりませんでした】

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こんにちは無色の畑です。

これからミニトマト栽培を始めたいとか考えてる人向け。

ミニトマト栽培をする上で収入に直結する収穫と出荷についての一例をお伝えします。

基礎的な部分ですが結構重要な部分でもあります。
気になる売り上げについても少しお伝えしたいと思います。

この記事を書いている私は1人で8aのミニトマト栽培をしています。
今年で3年目ですが
・売上昨年比120%
・収量も初年度の倍

取れるようになってます。

それではミニトマトの収穫から出荷と売上をお伝えしていきます。


ミニトマトの収穫から出荷と売上

①収穫作業の時間短縮の一例

ミニトマトは大玉トマトに比べ、収穫する数量が多いので事前に収穫時間の短縮をする為の工夫が必要です。

収穫作業を短縮して選別やパック詰めに時間を割いた方が売上に直結するからです。
収穫にかける時間を短縮できる基本的な例を説明します。

例)苗を植える際に花の向きを通路側に向ける

通路側に花を向ける事で実の向きが通路側になり収穫がしやすくなります。
成長次第で花の向きが逆になってしまう場合もあるので、誘引作業の際に花の向きを通路側に向けてあげる事が必要となります。

ちょっとした事ですが、これだけでも収穫時間を大幅に短縮する事ができます。

②市場への出荷方法

地方市場や中央市場へ出荷する際に、箱とパックが必須です。出荷の梱包状態によっては値段が下がるので注意が必要です。

理由はミニトマト専用の箱とパックに入れた場合と、バナナの空箱にミニトマトを袋詰めして入れた場合とでは販売先が違うからです。

具体的に説明すると

①専用の箱とパックに入れた場合
ミニトマトを卸した市場から県内の中央市場や県外の市場へ送られます。
略)地元市場 → 別の市場へ
そうする事で高値で取引されます。1パック10円~20円くらい違います。

②ミニトマトを袋詰めしてバナナの箱に入れた場合
ミニトマトを卸した市場で取引されます。
ルール違反ではなく、普通に買い取って貰えます。ただ他の市場へ運べないので売値が安くなると思います。

ビニールハウス栽培である程度の収量があるのであれば、専用の箱とパックを使うことが売上UPの秘訣となります。

▼参考程度に

・専用段ボール1箱=約70円(段ボール会社で違う)
・200gパック1個=約10円~ ※段ボール会社でパックとセットで買える所も有り

・バナナの箱=0円(市場で貰えるが早いもの勝ち)
・袋=数円(ホームセンターなどで買える)

少量栽培の場合はバナナの箱を使うと経費がかからなくて済みます。


初年度の売上はどれくらい?

①初年度の売上を公開 
結論から言うと初年度の売上は50万でした。
この年は近年稀に見ぬ安値でしたが50万円と言うのは低いです。
平均的な夏秋ミニトマト栽培の売上が10aあたり100~250万の間と言われています。

この売上50万円から経費を引くと

売上50 - 経費30 = 利益20

▼経費内訳

・ビニールハウス借り賃0円(築40年なので)
・苗と資材代20万
・その他10万

合計30万の経費

利益は20万円・・・

ここから生活費とか引くと余裕でマイナスでした。

最初は少ないと分かってはいましたが,普通にバイトした方が良い金額だってので当時はショック受けた記憶があります。

幸いある程度の貯金はあったので何とか生活できました。

②初年度の売上を増やす方法

初年度の売上を素人が増やす方法は
どの業種でもそうですが経験者に教えてもらうべきです。
分かり切った事なのですが農業の場合だとこれができない事が多いです。

教えてもらえない理由
・教える側が忙しくて教わるタイミングが殆ど無い
・出荷先の市場が同じだとライバルになるので教えてくれない
・企業秘密なので教えられない
・よそ者に冷たい

などがあげられます。

では具体的にどうすれば良いかと言うと、1年くらいは研修施設で栽培技術を学んだり経験を積む事が大事です。
本に書いてある事と教えてもらう事は同じですが、実際にやってみないと分からない事もあります。

誘引作業とかは実際に見てやってみないと分かりません。
素人が手探りでやっても栽培前半は良いですが、 栽培 後半になると脇芽が伸び放題=スパゲッティ状態となり収拾がつかなくなります。
※実際私もそうでした。

まとめ

記事の要約

・収穫作業の時間短縮は植え付けの際に花を通路側に向ける事が重要です。
・市場への出荷は専用の箱とパックを使う事で安値での取引を回避できます。
・初年度の売上は50万でした
・初年度の売上を上げる方法は研修や見学に行く事です。

平均的な売上が欲しいと毎年の様に頑張ってますが現実は厳しいです。
作業時間を短縮したり出荷方法を変えたり見学や研修に参加したりして10年くらい経験積めば平均的な売上を出せるのかもしれません。

以上、ミニトマトの収穫の時間短縮と市場への出荷方法と売上でした。