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ミニトマトの収穫までの管理5つ【やる事は結構あります】

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こんにちは無色の畑です。

これからミニトマト栽培にチャレンジする人向けにミニトマトの収穫までの管理を5つを紹介したいと思います。

結論から言うと単純な作業の繰り返しが続くので忍耐力が必要ですが、
作業を楽にしてくれる道具や設備を揃える事で大幅な時間短縮が可能となります。

この記事を書いている私は1人で8aのミニトマト栽培をしています。
2019年で3年になりますが色々改善して作業も楽になってきています。

それでは5つの管理を説明していきます。


ミニトマトの収穫までの管理5つ


ミニトマト栽培の苗の定植後から収穫までの
管理作業5つを紹介したいと思います。

①わき芽とり

ミニトマトの主枝から生えてくる側枝がわき芽です。
栽培では必要ない物となるので基本的に取り除きます

ちなみにミニトマトはトマトの1.5倍くらいのわき芽が生えてきます。

脇芽は1度とっても何度か生えてくるので、長さが10cmくらいで葉が2枚になってから取るようにしています。

ミニトマトの樹の状態で脇芽の取り方が違います。
・肥料過多の状態であれば脇芽を残して栄養を分散させます。
・肥料が不足してる場合は脇芽を取って栄養を成長点に送ります。

一気に脇芽を取ると樹が弱る場合もあるので、1日に2本くらいづつ取っていくのが1番良いかと思います。

※脇芽取りに使う便利な道具はありません。

②ホルモン処理

花にホルモン処理をすることで実が付きやすくなります。
結論から言うと1段目だけしっかり吹き付けておけば大丈夫です。

理由はホルモン処理をしなくても風や振動が花に伝われば受粉して実を付けるようになっています。

ただし夏場は花が落ちるのでホルモン処理(早朝)が必要となります。
ホルモン処理をしたからと言って実が付くかは分からないので、私の場合はできるだけホルモン処理をするように心がけています。

※ホルモン処理で使う道具は霧吹き、小さな噴霧器です。

③誘引作業

苗をまっすぐ立てて育てた場合、定植1ヶ月半くらいで苗の高さが目線より高くなるのでミニトマトの樹を誘引する必要があります。

このまま成長させると天井に当たるか、重みで茎が折れてしまいます。

誘引方法は色々ありますが、横に誘引する場合は横紐にテープナーで止めるか、

誘引クリップ(茎タッチα)

で止める方法があります。

どっちが楽かと言えば自由に止め直しができる誘引クリップです。
テープナーは一度止めてしまうと外すのがめんどくさいです。

この誘引作業がミニトマト栽培で1番大変な作業となります。

④農薬散布

苗が成長して最初の水やりをした頃に、殺菌剤や殺虫剤の農薬散布を行います。

この時期 (夏秋栽培の場合) は5月~6月で気温と湿度が高くなります。
病気になりやすく、害虫も発生する季節なので農薬散布が必要となります。
雨が降るとさらに湿気が増えるのでうどんこ病や灰色かび病になりやすいです。

害虫はアブラムシやコナジラミが出始める頃なので早めの防除が必要です。

農薬散布で使う機械はエンジン式動力噴霧器、背負い式動力噴霧器(エンジン・電動)があります。
どちらも値段が高いので自分に合う方を買うと良いかと思います。

⑤下葉とり

1段目の実がある程度の大きさになったら下葉を取ります。

理由は1段目の下葉は成長する上で不要となるからです。

下葉の取り方は手で取るかハサミで切ります。
ハサミで切る場合は何本か置きにハサミを消毒していくと傷口からの病気の感染を防げると思います。

ミニトマトの樹が弱っている場合は、1日に3枚くらいづつ下葉を取っていくと樹が弱るのを防ぐ事ができます。

※下葉とりで使う便利な道具はありません。


それ以外の作業


上記の管理5つ以外の作業を紹介します

①ビニールハウスの換気

夏秋栽培は定植する日から徐々に気温が上がっていくので、ハウスの換気はこまめに行います。

5月以降になるとハウス内の温度が35度を超えてきます。

4月~5月はサイド換気と谷換気だけでも良いですが、6月以降はツマ面の換気も必要となります。ツマ面とは入口側の面の事です。
ツマ面を解放すると風が通路を流れていくので病気予防にもなります。

ビニールハウスの谷に自動開閉装置を設置すると、自動で谷の開け閉めをしてくれます。この装置は50万以上しますが、自宅からハウスまで距離がある場合必須の機械となります。

サイドビニールの巻き上げは主に手動です。
自作で巻き上げ装置をつくる人もいるそうです。

②遮光カーテンの開閉

梅雨が明けると気温が30度を超える日が続くので遮光カーテンが必要となる場合があります。

遮光することでハウス内の気温上昇を抑える事ができます。

体感的に5度くらい気温が低くなる感じになると思います。

夏場に遮光カーテンを張りっぱなしにすると樹が徒長します。
その状態で遮光カーテンを開けると萎れたり葉が焼けたりする事もあるので注意が必要です。

遮光カーテン以外だと寒冷紗がよく使われます。
遮光カーテンより安くホームセンターでも購入できます。

③出荷用の箱やパックの調達

JA出荷の場合は箱やパックはJAから購入できます、
個人で地方市場などに出荷する場合は自分で 箱やパック を準備しないといけません。

できれば地元の段ボール会社に頼むのが良いのですが、
条件によっては相手にしてもらえない場合もあります。

※経験した事2つを紹介
・会社A:見積もり依頼をする→見積もりスルー・電話音信不通・・・。
・会社B:5000箱以上での注文ならOKです・・・とか。
・会社C:メーカー直送ができなくなりました。送料3000円です・・・。


段ボール会社も商売でやっているので、小さな案件は受けてくれない事もあるようです。

最終的には
近所のミニトマト栽培農家さんに紹介してもらって注文しています。
そのような人が近くにいるのであればお願いするのが一番だと思います。




まとめ

ミニトマトの収穫までの管理5つとして、
・脇芽とり・ホルモン処理・誘引作業・農薬散布・下葉取りの内容をお伝えしました。

それ以外の作業として、
ビニールハウスの換気・遮光カーテンの開閉・出荷用の箱やパックの調達などがあります。

収穫前の作業は収穫量や収穫における時間短縮にも繋がるので結構大事な作業となります。ちなみに収穫時期になると今回紹介した作業をしながらになるので更に忙しくなります。

以上、ミニトマトの収穫までの管理5つでした。