こんにちは無色の畑です。
私は自作で水やり装置を作るのが好きなYoutuberです。
今回の記事は水やり装置を作りたい人に向けた記事となっています。
★対象となる人
①自動水やり器が欲しいけど値段が高いので手が付けられないので安くで済む方法とかあれば教えて欲しい。
②水道の蛇口を使わない自動水やり器を作ってみたい。
例えば・・・
野菜や観葉植物の水やりを毎日しなければならないが、忙しくて水やりができない日が何日かある。
そんな日が数回あったせいで生育が悪くなり枯らしてしまったという方はたくさんいると思います。
解決法を探し最終的に自動で水やりができる水やり器を探すところまではよかったけど、
値段が高すぎたり水道の蛇口が必要だったりして
先に進めない・・・。
こう言った人向けに今回の記事では
水道の蛇口を使わない自動水やり器のつくり方を紹介します。
製作する潅水装置は誰にでも作れるように簡単で分かりやすい構造にしてあります。
費用もできるだけ安くで済むようにホームセンターやAmazon などで手に入る材料を使って製作しています。
おそらくこのタイプの水やり器のつくり方を紹介しているのは日本ではいないと思ういます。
文章で分からない部分もあると思いますので、
こちらの動画を合わせて視ると理解が深まるかと思います。
この記事を読まれる方の参考になれば幸いです。
それでは進めていきたいと思います
目次
必要なもの
まず最初に必要なものを紹介していきます。
今回使うものは近くのホームセンターやAmazonなどで購入できるもので構成されていますが、一部の材料については入手が簡単ではないので代用できるもので作っています。
水中ポンプ
水中ポンプはポンプの性能・ホースの長さ・ホースに空けた穴の給水口の数などで違ってきます。
今回は家庭菜園で使えそうな5mくらいのホースに対応した水中ポンプを使用します。
今回使った水中ポンプはカミハタRio180です。
180の部分の数字が大きいと水量が多く、小さいと水量が少なくなります。
ビニールホース
ポンプからの水を送るためのホースとしてどこでも入手可能なビニールホースを使います。
本格的な水やり装置を作りたい方は耐久性のあるポリエチレンパイプ(PEパイプ)をお勧めします。
100mで13000円くらいで楽天やモノタロウで購入できます。
※バラ売りには対応してません。
あとビニールホースを使う上で注意する点として
藻が生えないホースを使うことをお勧めます。
ビニールホースはホームセンターなどで現物を見て硬さや強度などを見てから購入したほうが良いと思います。
逆止弁
水中ポンプを止めた後にサイフォン現象でホースから水が出てくる場合があります。これの対策として逆止弁を使います。
逆止弁の作り方についてはブログ記事とYoutube動画がありますのでそちらをご覧ください。
記事
動画
タイマー
水やりを自動化するためにAC電源をON・OFFするためのタイマーを使います。
今回は1分単位の設定が可能なデジタルタイマーを使います。
この商品は分単位の設定を最大14プログラム設定が可能です。
デジタルタイマー以外でアナログタイマーがありますが設定時間が15分単位みたいなので大量に水が必要とされることに適しているかとと思います。
ドリッパー
このドリッパーが土に水をやる部分となります。
棒タイプのものやダイヤルで水量を調整できるものなど沢山の種類があります。
棒みたいなタイプの物が世界的に使われている物ですが、残念ながらAmazonなどでは売られてないようです。
棒タイプのドリッパーは海外通販アリエスクプレスで購入しました。
詳細を知りたい方はサイトで検索してください。
「 MUCIAKIE 25 個 4/7 ミリメートル透明肘矢印ドリッパー 170円」
コネクタ
コネクタはビニールホースに空けた穴に差し込んで使います。
Amazonなどで買えますがホースの内径に合うサイズを使ってください。
【ノーブランド品】汎用 分岐 延長 ソケット T型 I型 30個 内径4mm
私はこの商品を海外通販アリエスクプレスで購入しました。
詳細を知りたい方はサイトで検索してください。
「1/4 “灌漑コネクタ 1/4” ストレートバーブ有刺鉄線ダブルウェイジョイント 100個入り 280円」
ドリッパーとコネクタの間のホース
ドリッパーとコネクタを繋ぐためのホースが必要となります。
ここの部分のホースはドリッパーとコネクタに接続できるものを使ってください。
商品によっては1㎜くらい違います。
【ノーブランド品】ホース PVCパイプ マイクロ点滴灌漑ガーデン
穴あけ器
ビニールホースに穴を開ける為の道具です。
穴を開ける道具があれば必要ありません。
私はこの商品を海外通販アリエスクプレスで購入しました。
詳細を知りたい方はサイトで検索してください。
「ガーデン 4 ミリメートルグリップ穴パンチャー灌漑ホースパンチ 500円」
以上が必要なものとなります。
ホース部分の作り方
次にホース部分の作り方を解説します。
完成図は次の通りです。
逆止弁部のつくり方についてはこちらの動画をご覧ください。
手順1
まず最初に穴開け器でホースに穴を開けます。
株間の間隔で開けると良いかと思います(30cm~50cmとか)。
穴が小さい場合は棒などで穴を広げると入りやすくなります。
手順2
次にコネクタをペンチで差し込みます。
夏場であれば手で差し込むことができるかもしれませんが硬いです。
手順3
コネクタにチューブを取り付けます。
気温が低い日は差し込みにくくなりますのでお湯で温めてから差し込むとスムーズに入ります。
手順4
ドリッパーを取り付けます。
色々なタイプのドリッパーがありますのでそれに応じた取り付け方をしてください。
今回は棒タイプのものと直置きタイプのものを取り付けます
ドリッパーが入りにくい場合はホースをお湯で温めてください。
手順5
最後に
水中ポンプと逆止弁を取り付けて、
ホースの末端を水が漏れないように結んで
完成となります。
動作確認とタイマー設定
次に組み立てた灌水装置の動作確認を行います。
手動で動作確認してよければタイマーを取り付けて動作確認すると良いかと思います。
実際の動作確認の様子はこちらの動画をご覧ください。
動作確認内容
・スイッチのON・OFFを行い水が出ることを確認する。
・大きな水漏れがないか目視で確認する。
・ドリッパーから水がでているか確認する。
動作確認して問題が無いようなので自動化するためのタイマーを取り付けます。
今回使うデジタルタイマーについて少し解説します。
このタイマーは時刻設定式です。
00:00
設定例として
・朝の7時に5分だけ稼働
・12時と15時に10分だけとかの設定
こんな感じで1分単位で14個までプログラムを設定することができます。
1時間毎に数分稼働とかにすればトマト栽培での少量多灌水も可能かと思います。
タイマーを使って動かしている様子はさきほど紹介した動画の後半でお確かめください。
以上、タイマーを使った簡易灌水装置作りでした。
灌水装置で使う肥料やポンプ選定などについては後日記事にしたいと思います。