こんにちは無色の畑です。
養液土耕栽培を始めるにあたり、これまで壁にぶち当たったことや養液土耕栽培のことをブログやYoutubeで発信することにしました。
今回の記事は雨水タンクから水を汲みだす際に発生していたサイフォン現象の対策について書いていきたいと思います。
最後まで読んでもらえるとうれしいです。
それでは進めてまいります。
★今回の記事は次の人向けです。
①雨水タンクに水中ポンプを取り付けて自動潅水とかやってみたいけど、ポンプOFF後にサイフォン現象が発生して困っている。
②サイフォン現象が出ないようにするにはどうすれば良いのか教えて欲しい。
水中ポンプを使って水タンクの水面より低い位置に水やりなどの散水をやる場合最初は良いのですがスイッチを切った後も水が出続けるサイフォン現象がでて困っている人が日本に数人はいると思います。
私も色々調べてサイフォン現象が原因だと分かりましたがそれを解決するための答えが何なのか1年くらい分かりませんでした。
それで次の答えに辿りつきました。
★①と②の回答
水中ポンプのホースまたはパイプに逆止弁を取り付けるとサイフォン現象が出ませんので、逆止弁を使った装置のつくり方をこの記事で紹介します。
恐らくこの今回のようなケースのサイフォン現象対策を取り扱った情報は少ないもしくは無いと思われますので最後までよんでいただけるとうれしいです。
あと自己紹介もしておきます。
★自己紹介
ミニトマトの土耕栽培や水耕栽培を営農レベルでやっています。
水耕栽培はパイプ水耕栽培メインです。
パイプへの水補給を雨水タンクを利用した逆止弁装置をつけて自動給水にしています。すごく楽になりました。
目次
サイフォン現象を止めるには逆止弁(逆流防止弁)がおすすめ
サイフォン現象を止めるには逆止弁(逆流防止弁)が使えます。
逆止弁を使うことでホース内に空気を入れることができサイフォン現象を止めることができるからです。
いまいちよく分からないと感じた方はこちらの動画を見て頂くと理解が深まると思います。
↓画像 逆止弁(500円で6個入りなのでコスパ良いです)
具体的に逆止弁の構造を解説していきます。
▼構造
今回使用する逆止弁はプラスチックの筒の中に弁が入っています。
この弁がポンプON稼働時に出口側に押し付けられるので空気や水が漏れません。
逆にポンプ停止のときは弁が反対側に行き空気がホース内に流れるようになっています
▼注意点
注意点としては小型の部品なので逆止弁の中に水が入るとうまく作動しないことです。
私も3か月ほど使ってますが1回だけ逆止弁に水が入って動かなくなった記憶もあります。
なので定期的に交換するのをおすすめします。
逆止弁を使った水の自動補給装置のつくり方
逆止弁を使った簡単な水の自動補給装置のつくり方を紹介します。
↓こちらの動画を合わせてみると理解が深まるかと思います。
それでは具体的に作り方を解説していきます。
道具や商品の詳細はURLのサイトでご確認ください。
①必要な物
・逆止弁
匠アクアテック 逆流防止バルブ 6点 チェックバルブ 逆流防止弁
・ホース用の三又分岐
・ホースバンド
15~18㎜のホースバンドです。ホームセンターに置いてあると思います。
・ビニールホース15㎜(散水ホース)
ホームセンターで売っている一般的なものです。
・水中ポンプ カミハタRio50
②作り方
・ホースをカットします。
ポンプ側と逆止弁側のホース2つをつくります。
やり方は簡単でハサミなどで切るだけです。
・逆止弁をホースに取り付けます。
ホースに取り付け後にホースバンドで取れないように固定してください。
・三又分岐 にホースを差し込みます。
・最後に水中ポンプを取り付けて完成です。
自動化するとさらに便利です
自動化することで野菜の水やりにかかる時間(手間)をゼロにすることもできます
今回は水中ポンプの電源をON/OFFできるタイマーを紹介します。
これから紹介する商品は個人的に使えるだろうなと思った商品です。
実際に使ってみたことがないので詳しいことは分かりません。
デジタルタイマーについては後日動画にする予定です。
気になる方はチェックしてみてはどうでしょうか。
・アナログタイマー 15分
・デジタルタイマー 1分
あと雨水タンクはないけど 水道の蛇口が あると言う人はこちらのような商品がおすすめらしいです。
使ったことはありませんが時間設定など細かいことができるみたいです。
以上、「逆止弁を使ってサイフォン現象回避」でした。
次回の養液土耕栽培の記事はデジタルタイマーを使った簡易潅水装置を作ってみたいと考えています。
それではご清聴ありがとうございました。