こんにちは無色の畑です。
施設栽培で使う設備の修理代が高く経営が苦しいので自分で修理とかしてみたいが何から始めたら良いか分からないので教えてほしいという人向けの記事です。
今回は潅水設備の配管やコンセントの外側の電気設備を紹介します。潅水の配管はググって調べ、電気関係は電子工作から始めると知識が深まります。
これらの知識があると部品代だけで済むので経費を削減できます。
自己紹介
夏秋ミニトマト栽培歴3年目
1人農業でシーズンオフはアルバイト生活です。
就農時に電子工作を始め環境測定装置や自動給水装置などをつくりました
作業時間の短縮にも繋がっています。
それでは進めていきたいと思います。
画像は塩ビパイプと自動給水装置を使用した水耕栽培の装置です
(自作)
目次
①潅水設備の配管はネットで検索
新規就農したての頃は何も分かりません。ですが調べるたり学んだりする事によって知識を得ることができます。
今回1つ目は潅水設備で使う塩ビパイプの事を少し解説します。
よく使われる塩ビパイプや接手の種類は少ないので覚えやすいと思います。
これらの知識があると配管の途中にフィルターを取り付けたり自由にできるようになるからです。
具体的に説明します。
よく使われるパイプの種類は
・塩ビパイプ(サイズ13とか16とか)
・チーズ
・エルボ
この3つを覚えておくだけでも良いかと思います。
これ以外にソケットがあります
ソケットはフィルターなどを取り付ける為に必要となります
オスとメスがあります。サイズが違うパイプを繋ぎたい場合は異径ソケットを使います
パイプを使用した製作例を紹介します。
★塩ビパイプ13㎜にビニールホース15mmを取り付けたい場合
塩ビ13→給水ソケット13メス→ホースニップル15㎜→ビニールホース
といった感じになります。
★ディスクフィルターを取り付けたい場合は
給水ソケット25メス→フィルター給水ソケット25メス
となります。
水漏れする場合があるのでその際はゴムパッキン又はシールを巻付けると良いです。
施設栽培で使用する潅水チューブの場合はこれらの知識があれば製作可能です。点滴潅水は特殊な接続部品を使いますので少しややこしくなりますが基本は同じなのですぐ分かると思います。
②電気関係は電子工作から始めよう
ちょっとした電気の設備「蛍光灯など」はやった事があればできますが、それ以外の電気設備については触れる事は少ないかと思います。この電気についても電子工作を始めると電気の基礎知識が深まります。
その理由は電気の基本的な部分は電子工作と同じだからです。
※今回取り扱う電気はコンセントの外側になります。コンセントの内側を触る場合は電気工事士の資格が必要となりますのでご注意ください。
具体的に説明します。
まず覚えておきたいのは
・ACとDC
・電圧と電流
くらいで良いと思います。
簡単に説明すると
・コンセントから出ている電気はAC電源(交流)
・乾電池から出ている電気はDC電源(直流)
です。
・電圧は100vとか24vとか事です
・電流は家電とかに書いてある○○A(アンペア)の事です
電圧と電流は
水圧と水流に置き換えて考えると分かりやすいと思います。
次に電子工作ですが
今は細かな電子部品は使わずできるようにユニット形式になっています。ユニットとはいくつかの部品が予め付いていてそれだけで任意の機能が使える部品て感じです。
例)aruduinoとかラズペリーパイに温湿度センサーユニットを取り付けるだけ
このユニットとユニットを配線で繋ぐだけで色々なものがつくれるわけです。まずは簡単なライトが点灯する装置を作ったりして電気の知識を深めていくと複雑な物でも少し理解できる様になります。
この小さい経験を積むことで電気設備が故障した時の原因特定ができたりしますなので余計なお金を使わなくても良くなります。
例えば基盤故障は半田が取れたり(クラック)、断線が主な原因なので特定できれば部品代だけで済みます。
新品の保障期間内はサービスマンに依頼して、保障期間外や中古の設備は自分でやれるようになると尚良いかと思います。
さらに潅水設備などは構造がシンプルなので自分で装置を作り自動化したりして時間短縮するもの良いかもしれません。
まとめ
要約
・自分で色々やることで余計なお金を使わなくて済む。
・自分で設備をつくる事もできるようになる
感想
最初の頃、潅水パイプを組み立てた時、何が何なのかさっぱりでしたが今はパイプの途中にディスクフィルターを取り付ける事ができるようになりました。
電気の知識も深め潅水の自動化を目標にしています。
以上、【1人農業】潅水設備と電気設備は自分で直す作る【経費削減できます】でした。