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潅水チューブでの水やり方法【点滴チューブよりコスパは良い】

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こんにちは無色の畑です。

今回の記事は
・潅水チューブによる水やりについて調べている
・点滴チューブは値段が高いので安い潅水チューブを使いたい
という人向けです。

内容は
・潅水チューブの水やり全般について解説
・点滴チューブとの違いも解説

私は
潅水チューブを使用したミニトマト栽培を行っています。
潅水ムラによる収量減を体験しているのでその辺も説明していきます。

それでは進めていきたいと思います。



①潅水チューブの水やり全般について解説


1-1 潅水チューブでの潅水のやり方

潅水チューブで水やりをする場合のやり方を説明します。
基本的にチューブ内に水が行きわたるように設置していきます

水が行きわたるようにする理由は潅水にムラがあると生育のバラつきが出てくるからです。

具体的に説明していきます。

まず必要な物は

・潅水チューブ
・ポンプ
・パイプ ポンプから潅水チューブまでの中継で使います
・水を貯める池又は貯水タンク

これらの物が揃えば潅水チューブでの水やりが可能となります。

潅水する上での注意点は

潅水チューブ全てに水が行きわたる時間を
把握しておいて潅水時間を決めておくと良いです。

あと畝に設置する潅水チューブの本数は
畝の長さ30m以下の場合はシングル(1本)
30m以上はダブル(2本)にすると潅水ムラが少なくなります。

作物によっては短い畝でもダブルが良い物もあるので栽培指針にそって設置してください。


1-2 潅水チューブ使用上の注意点 

潅水チューブを使用する上での注意点を説明します。

畝に凸凹があるとチューブが圧迫されて奥側の水量が減ることがあります。

畝はできるだけ水平にしておく事が大事です。

次に水のろ過装置ディスクフィルターは定期的に掃除することが大事です。
使って行くうちに少しづつ水圧が減り潅水ムラが起こりやすくなります。

ポンプからのパイプと潅水チューブの接続部はしっかり固定しておきます。
初期の段階で外れる事がたまにあります。

エンジンポンプ使用の場合は故障の時を考えておいた方が良いです。
故障してからだと復旧までに時間がかかるので最悪水不足で生育不良になるので注意が必要です。
できれば予備のポンプやそれ以外の方法で水やりができるようにしておいた方が良いかと思います。



②点滴チューブとの違いなど

2-1 潅水チューブと点滴チューブの違

点滴チューブは一定の間隔で水を与える潅水方法です。

植物が育つうえで必要な分の水のみ与える画期的な潅水方法です。
1日に1回ではなく数回にわけて水を与えていくので作物の生育も良いです。

欠点としては点滴チューブの使いまわしができません

なので少しばかりの費用がかかりますが、収穫量も増えると思うのでペイできるかと思います。

それ以外では液肥のムラがとても少ないので液肥を全体にまんべんなく与える事が可能です。そんな欠点がほとんど無い点滴チューブはお勧めです。
私も来年から点滴チューブを導入する予定です。

2-2 潅水ムラによる収量減を減らす方法

潅水チューブによる潅水ムラによる収量減を減らす方法を説明します。

①畝に凸凹があると奥側の水量が減る
畝作りの際にレーキでキレイに畝作りする事で平になり水圧の変化が少なくなります。また栽培の途中で畝を踏まないようにする事も大事です。

②潅水のポンプに近いほうが水圧が高くなり液肥も効きやすくなるが、遠いほうは水圧が弱く液肥が効かない場合がある。
パイプの接続方法を変える。
ポンプからの接続は中央が良いかもしれません。各畝に水量調整のコックを取り付けるて水圧を調整するのが1番良いかもしれません。

③潅水と液肥のムラを調べる
時間があると時に潅水チューブから出る液肥の肥料濃度(EC)を調べてみる。
原液を何gいれたらどれくらいの肥料濃度なのかを調べる事も大事かと思います。各畝でバラつきがあると思うので水圧を調整して様子を見ると良いです。



③値段・参考価格など

・潅水チューブ 100m巻き 1500円~
・エンジンポンプ 4サイクル 30000円~
・ディスクフィルター 15000円~
 水のタンクを高い所に置いてポンプを使わずに潅水する方法もあります。

・点滴チューブ 1000m巻き 20000円~
・モーターポンプ 安い物で 40000円~ 
・ディスクフィルター サイズによる 10000円~ 
 水のタンクを高い所に置いてポンプを使わずに潅水する方法もあります。
 電磁弁の操作ができれば潅水の自動化が簡単に行えます。
 ポンプからの配管は塩ビパイプ又はホースを使用します。



まとめ

記事の要約

・潅水チューブで水やりをする場合のやり方を解説
・潅水チューブを使用する上での注意点を解説
・点滴チューブは一定の間隔で水を与える潅水方法です
・潅水チューブによる潅水ムラによる収量減を減らす方法を解説

感想
潅水チューブは安くて使いやすいイメージがありますが初心者には難易度が高い潅水方法かと思います。点滴チューブは水やりの再現性が高いので他の圃場でも同じ効果がでるかと思います。
私はハウスが2棟あるので両方の潅水を試してみてその結果を後日記事にしてみたいと考えています。

以上、潅水チューブでの水やり方法【点滴チューブよりコスパは良い】でした。