こんにちは無色の畑です。
コナジラミの被害が出て困っている、
コナジラミ被害の対策方法とか効果のある殺虫剤があれば教えてほしい、
と言う人向けの記事です。
結論から言うとコナジラミは事前の対策である程度防げます。
コナジラミの生態や対策方法などを紹介していきます。
私はミニトマト栽培歴3年目です。
3年連続でコナジラミの被害に合い1年目はハウスの半分に被害、3年目は一部の株で被害がでました。対策さえしっかりやっておけば大丈夫です。
それでは進めていきたいと思います。
目次
①コナジラミとは
1-1 コナジラミとは
コナジラミとは白く小さい虫で成長点付近に付いている虫です。
成長点のを揺らすと粉の様にでてくるので粉ジラミと呼ばれています。
コナジラミは植物から汁を吸う成虫です。
この成虫の糞が植物の実を汚して甚大な被害をもたらします。
場合によっては一部のウイルス病になる場合もあるので早めの駆除が必要となります。
目で確認できるくらいコナジラミがでる場合はその周辺はコナジラミがついているので次の項目で紹介する対策を行うと良いかと思います。
そのまま放置するとどうなるか説明します。
次の画像をご覧ください。↓
葉の表面と裏面が糞で汚され、実が糞まみれになります。
この状態で殺虫剤を散布しても完全には駆除できないので、汚れた葉を全て取り除くと良いかと思います。注意点として葉の枚数が少なくなると花が良く落ちるので収量が減ります。
1-2 コナジラミの習性など
コナジラミの習性を説明します。
コナジラミは成長点付近の茎や葉から汁を吸って、排泄物の糞を植物の葉の裏や茎や実につけ汚します。
この虫の生体は越冬するタイプの虫となります。
ビニールハウスの場合、冬でも繁殖するので対策しておくことが大事です。
成虫から説明します。
成虫の好きな色は黄色です。
成虫は卵を葉の裏に生みつけます。葉の裏を見ると汚れたようになっています。
卵から孵化した幼虫は羽が無いので飛べません。
この幼虫は脱皮を4回くらい繰り返して成虫になります。
卵から成虫になる日数は20日前後くらいになります。
②コナジラミの対処法
2-1 事前の対策方法
コナジラミの成虫は黄色が好きなので、黄色の粘着シートで捕獲すると効果があります。
数メートル置きに粘着シートを設置しておくと早期発見が可能となり被害を抑える事ができます。
防虫ネットで防ぐ事もできます。
ただサイドビニールに防虫ネットを貼っても天井の谷換気からもコナジラミは侵入してくるので注意が必要です。谷にもネットが必要かと思います。
私の場合はハウス内の温度を下げたいので防虫ネットは設置していません。
3年栽培して分かった事は、コナジラミはサイドからではなくハウス中央の天井から入ってきているみたいです。恐らく風で飛ばされてきたのが天井から入って来ているのだと思います。他の蛾なども天井からの侵入が多いようです。
2-2 効果のある農薬
被害が拡大した場合は効果のある殺虫剤を散布して駆除します。
私が使用している殺虫剤は次の通りです。
①アニキ乳剤
希釈1000~2000培 収穫前日まで 3回まで
②アファーム乳剤
希釈2000培 収穫前日まで 5回まで
③カスケード乳剤
希釈4000培 収穫前日まで 2回まで
これ以外にも効果のある殺虫剤はあります。
③知識を深める為の専門書
コナジラミに関する情報が書かれた専門書を紹介します。
・トマト作業便利帳
・夏秋トマト栽培マニュアル
お近くの書店やAmazonなどでお求めできます。
まとめ
記事の要約
・コナジラミとは白く小さい虫で成長点付近に付いている虫
・コナジラミは成長点付近の茎や葉から汁を吸って、排泄物の糞を植物の葉の裏や茎や実につけ汚します。
・コナジラミの成虫は黄色が好きなので、黄色の粘着シートで捕獲
コナジラミは初期の段階で対策しておかないと後々、大変になります。
分かっているのですがいつも後手後手になり被害が拡大しています。
なので早めの対策をしましょう。
以上、【トマト】コナジラミを甘く見ると大変【対策しとけば問題無しです】でした。