こんにちは無色の畑です。
ミニトマトに発生した害虫のトマトサビダニとヨトウムシについて知りたい
又は現在この2つの害虫の被害に合っている人に向けた記事です。
この記事を読むことでヨトウムシとトマトサビダニの事や効果のある農薬が分かると思います。
ちなみに私はミニトマト栽培歴3年(2019年現在)で、自身もサビダニとヨトウムシの被害で苦しめられた経験があります。現在は早めの防除で対応出来ています。
それではトマトサビダニとヨトウムシについて語りたいと思います。
目次
1.ミニトマトにつく害虫「トマトサビダニ・ヨトウムシ」
1-1 トマトサビダニの被害と対策
トマトサビダニは被害が拡大すると収量にも影響してくるので早めの対策をするべきです。
トマトサビダニはとても小さいダニなので、茎や葉が茶色の場合はすでに手遅れとなるからです。
具体的に説明します。
トマトサビダニに感染すると
・葉や茎が茶色くなります。
・ミニトマトの実のヘタ(ガク)に付くと商品価値が落ち売上減に繋がります。
・一度感染した茎は再生できなくなります。
・他の病気に感染しやすくなります。
対策として
・見つけ次第早めに殺虫剤散布(感染部分だけでも可)
・定期的な見回り
などが上げられます。
1-2 ヨトウムシが潜んでいる場所と対策
ヨトウムシは主に葉を食べるので光合成の効率が落ちます。
収量も減るので早期に発見するべきです
理由はヨトウムシは夜間に活動して昼間は葉の裏や土の中にいるので見つけ出すのが難しいからです。
具体的にヨトウムシが潜んでいる所を紹介します
・葉の裏
・株元近くの土の中
・マルチの中
・通路に敷いた防草シートの下
の場所にだいたい潜んでいます。
ヨトウムシが発生した時に出る現象は
・葉に穴が空いている
・葉の下に緑色の糞が落ちている
・実に穴が空いている
です
見つけたら物理的に潰すか外に処分するかします。
1-3 効果のある殺虫剤
トマトサビダニとヨトウムシに効果のある農薬(殺虫剤)を紹介します
ヨトウムシは小さい幼虫の時に殺虫剤で駆除する事が重要となります
トマトサビダニに効果のある殺虫剤
・アニキ乳剤・アファーム乳剤など
ヨトウムシに効果のある殺虫剤
・アニキ乳剤・カスケード乳剤など
これ以外にも効果のある殺虫剤があります。
殺虫剤には速効性と後から効果がでるものがあります。
2.実際に経験して分かった事
1-1 ヨトウムシが出荷した商品に混ざる恐れがあるので注意
ヨトウムシがミニトマトの中に入り込むので注意するべきです。
ヨトウムシは葉だけではなく、実に穴を開けて食べる習性があるので、選別やパック詰めの際に目視で確認する必要があります
出荷する商品に混ざらないようにする為に、私が実際に行っている対策を紹介します。
収穫の時にヨトウムシの被害を発見したら、その周辺のミニトマトは?
①別の容器に入れて置く
②選別は別にする
③パック詰めの際は1個1個確認する
時間がかかりますがクレームが来るよりは良いと思いながら毎回やっています。
1-2 トマトサビダニに食われた茎や実はどうなる?
トマトサビダニに食われた茎は再生できないくらい悲惨な状態となります
茎や葉が茶色くなり、実は茶色く乾燥します。商品として出荷できる状態ではありません。
具体的にこうなります。
・葉は病気のようになり下葉から順に枯れていきます。
・実の酷いものは枯れたようになります。
・成長点付近の実はヘタの部分が枯れた様になります。
早めの殺虫剤散布が必要となります。
まとめ
記事の要約
・トマトサビダニは早期発見する事が重要
・ヨトウムシの被害の跡は見つけやすい
・効果のある殺虫剤を紹介
・ヨトウムシは商品に混ざる恐れがある
・トマトサビダニに食われた茎は再生できない
今回取り上げた2つの害虫「トマトサビダニ・ヨトウムシ」はアブラムシに次ぐ被害を出します。早期発見と早めの防除が必要となります。
以上、ミニトマトにつく害虫「トマトサビダニ・ヨトウムシ」【対応遅れて収量減】でした。